みるりあるの海外サッカーレビュー

海外サッカーの試合を観戦した感想、分析等

バルサvsセビージャ

はじめに

今回はリーガの注目試合3位バルセロナVS2位セビージャの試合について書きたいと思います。首位のレアルに追いつくことはどのチームも厳しいのが現状ですが、バルセロナアトレティコがここにきて復活してきたことにより激しくなってきた2位争いの直接対決となりました。インターナショナルウィークを挟んだことにより両チームのコンディションも選手によるといった形でしたが前節のクラシコに快勝したバルセロナが調子を保ち、圧倒するのかが注目でした。

しかし私は普段セビージャの試合を見ているわけではないのでセビージャについてはかなりにわかの知識になってしまうため、バルサよりの解説になってしまいますがご了承ください。

 

試合結果

バルセロナ   セビージャ  
1 0
得点者
ペドリ(後半27分)  
   

 

スタメン

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ホームのバルサは前節のクラシコから右SBにD・アウベスを起用し、アラウホをCBに戻した以外は変更点はなし。現状のシャビの選ぶベストメンバーといったところでしょうか。欠場者としては今のバルサの切り札的存在となっているL・デヨングのみですが試合展開次第で起用されないこともあるためそこまで大きくはないかと思います。

バルサがベストメンバーで臨んだのに対し、アウェイのセビージャはケガ人が多く、かなり苦しいと言わざるを得ない状況でした。普段はスタメンで中盤でコンビを組むフェルナンドとディレイニーが揃って欠場、さらにスソとパプ・ゴメスと攻撃にアクセントを加えることのできる選手も不在と中心選手を欠く厳しい試合となりました。その中で意外だったのはマルシャルの起用です。手堅い印象のロペテギのチームにマルシャルが在籍している時点で私は意外なのですが、加入してから目に見える結果を出していないマルシャルをこの重要な試合で起用してきたのはかなり意外でした。スタメンにマルシャルの名前を見た時はプレースタイル的にもこれまでの出来からもラファ・ミルやエン・ネシリのコンディションが整っていない以外の理由はないと思いました。しかし試合が始まるとマルシャル起用の成果も一定数見ることができたように思います。

 

試合の流れ

試合前の私の予想は最近のバルサの好調具合と欠場者の多さからセビージャは引いてカウンターを狙ってくるかと思っていました。しかしセビージャの今シーズンの失点の少なさ、硬さを私は甘く見ていたようです。バルサに合わせて引く、またはプレスをかけるといったことはせずに普段通り手堅く入ってきた印象です。引きすぎず、慣れないプレスを頻繁に行うわけでもなく、あくまで失点しないことを意識して試合を進めようという意図が見えました。危ないシーンを作られはしたものの押し込まれすぎず、狙い通り前半を0-0で折り返すことに成功したように思えます。

それに対し、バルサも焦ることなく中盤3人を中心にボールを循環させ、チャンスを作っていました。おそらく1点を争うゲームになるということは開始前から予想していたはずで、押し込むこともそうですが何よりひっくり返されないことも強く意識しているように見受けられました。

ゲームが大きく動いたのは後半です。後半開始後からしばらくの時間はセビージャペースで試合が進んでいたように思います。前半よりもラインを少し上げ、バルセロナのビルドアップを途中で引っかけてチャンスを作り出す場面もあり、正直この時間帯に得点できていればセビージャの思惑通りの展開を作ることができたと思います。しかしオカンポスやJ・ナバスが決定的な仕事ができず、得点が取れないまま次第に勢いがなくなりバルセロナペースになっていきました。

バルセロナはビルドアップにおいて普段はブスケツのサポートとしての貢献度がかなり高いD・アウベスの調子が悪く、特に後半開始から20分はロストの回数や対峙するオカンポスに振り回される場面が見られ、この試合においてはあまり良いパフォーマンスではなかったように思えます。しかしその分F・デヨングやペドリのボールタッチが増え、ボールの循環が滞らないように対応していました。このあたりはさすがの一言です。ブスケツとF・デヨングは試合を通してのパス成功率が100%という圧巻のスタッツとなっていました。さらにペドリは難しいパスをいとも簡単に通し、相手を翻弄していました。最近のバルサの中盤は圧巻としか言いようのない出来です。

そしてペドリの得点シーンは言うことなしです。誰もが何度も見たくなるような得点でELのガラタサライ戦で決めた得点と同等クラスの素晴らしい得点でした。あのシュートを打てる選手は何人いるのかというレベルで圧巻です。

 

MOM

ペドリ

この試合はこの若者で文句なしでしょう。得点シーンはもちろん圧巻でしたが試合を通して相手に捕まらず、翻弄しまくりで文句なしです。ドリブルでもパスでもそうですが相手の体重がどっちにのっているか、どの方向に走ろうとしているか、どこから足が出てくるかが見えているのかといった場面が何度も見られ、正直人間とは思えない時が多々ありました。このレベルでまだ19歳というのは恐ろしすぎます。今後はケガだけしないように祈るだけです。

 

WORST

ラメラ

WORSTはこの試合においてはかなり迷いました。勝利したバルセロナからは唯一D・アウベスが候補ですがさすがにWORSTに選出するほどではないかと思います。

セビージャからはラメラの他にマルシャル、オカンポスが候補かと思います。

カンポスは持っているポテンシャルを考えるとこの試合での出来は期待外れと言わざるを得ないかと思います。

マルシャルはマンチェスター・U時代から守備やスペースに走りこむ意識の低さを指摘されてきましたがロペテギの指導でもそこはなおらないと思います。ですがカウンター時には効果的な動きをすることもあったため(ボールを持った時に限る)WORSTではないかと思います。

WORSTに選出したラメラについては存在感をほとんど感じませんでした。守備の時間が長い試合だったためにある程度仕方のない部分もあるかもしれませんが、ほとんどボールに触れることができず持ち味を発揮することができずに途中交代となってしまいました。普段スタメンのオカンポス、パプ・ゴメスなどに代わる存在としてアピールすることはできなかったといった印象です。